民家吉岡塾



《MY-001》
民家吉岡塾にやって来た
今回は母屋と右隣の物置小屋の再生
建物は築約80年くらいの民家であろうか?
この塾で民家の再生を学ぶことにしょう。

《MY-002》
外壁は黒漆喰のなまこ壁両側面は
壁が剥がれ落ちカラー鉄板が張られ
ている。内外装を見ると少し地味な
感じを受けたが今回の民家塾で明るく
スッキリとした民家に甦らせたい。

《MY-003》
再生前の玄関先に居るのがこの塾の
塾長であろうか?(名前はモモ先生)
最後に凄い再生となるのでこの写真良く
覚えていて欲しい!

《MY-004》
今回母屋の瓦はすでに葺き替え
られていたため物置小屋の屋根
の葺き替えから始まる
土が敷かれた屋根瓦が空を舞い
降ろされその後を追うように大工さんが
新しい杉の屋根板を張って行く。

《MY-005》
長年の役目を終えた瓦と
バトンタッチをしたかのように
新しい釉薬瓦が葺かれる。
これからこの屋根をいつまでも
守り続けて欲しい。

《MY-006》
母屋2階の解体工事が始まる。
古民家に良く見られる低い天井
この天井を全て撤去する。
(言い忘れましたが今回の再生は
塾の方が住みながらの再生工事
皆さんの大移動が始まりました。)

《MY-007》
2階の解体が進み天井が落とされた
屋根裏を見上げると合掌と言う屋根組
になっていた。地松の曲がりくねった丸太
が重なり合い交差する 解体ももう少し!
きっと面白い吹き抜け天井になるだろう。

《MY-008》
2階の解体も終わり天井が張られる。
天井は乾式工法で合掌を部屋の
一部とした使い屋根勾配なりに仕上
げられる。

《MY-009》
丸太の梁には何やら文字が書かれている
これはこの塾を建った大工さんが墨付けの際
竹で作られた墨指しで書いた文字!
昔の大工さんは達筆である!この文字は
このまま部屋の中に残して置くことにした。

《MY-010》
2階の床が張られる。
勿論杉のフローリングを・・・
夏涼しく冬暖かく足に優しく体にも
良い!これはこの上で生活した人
にしか解らない床材である。

《MY-011》
昔の土壁部分にを中塗りをする
左官さんが一鏝一鏝丁寧に心を
込めて塗っているのが良く解る。

《MY-012》
あっ!2階に塾長(モモ)の姿が!?
どうやら塾長も気になり2階まで
上がって見回りをされた。中塗りをした
壁を見られて満足とのこと。

《MY-013》
中塗が終わり仕上げの珪藻土
その前に古い丸太に塗装する
塗装と言っても菜種油だ
自然の害の無い塗料である
白くカサカサになっていた丸太が
昔の色とつやを取り戻どした。

《MY-014》
そして2階の壁の珪藻土を塗る
中塗り以上丁寧に、そして心を込め
鏝ムラ一つ無く仕上げて行く。

《MY-015》
壁が仕上がり舞良戸が切り嵌めされた。
窓枠や建具と床に柿渋を塗り仕上げをする
塗り方は難しく塗り残しがあると白く型に
なるので刷毛ムラが出ないように丁寧に
塗って行く。
これで2階は完成したが仕上がりは後の
お楽しみ。

《MY-016》
2階の工事も終わり1階の玄関
に移った。
梁を隠していた天井が剥され
古い柱と壁を隠していた合板
が取り除かれて行く。
全て剥されると古い梁や柱が
深呼吸するのが聞こえた。

《MY-017》
解体が終わり昔の玄関が現れた。
そこに新しい桧の柱で補強され壁が
作られる。
玄関の奥に古い急な階段があったが
新しく地松の勾配のゆるい階段に入れ
替えられた。

《MY-018》
玄関ホールの床が張られる
地松の玄関框に式台が取り
付けられる。
勿論床は杉のフローリングだ!

《MY-019》
床が張られると下屋根(一階部分の屋根)
に杉の天井板を張った後柿渋を塗る。
玄関中央部の天井板は昔のままで
菜種油を塗り艶と渋さと美しさが甦る

《MY-020》
壁の腰に見切りが入る
同じ珪藻土で色分けをする
落ち着いた雰囲気の玄関
ホールとなる。
柱一本一本テープで養生をし
丁寧に塗っているのが解る。
これも左官さんの心使いだ!

《MY-021》
玄関に玄昌石風の300角の
タイルを貼り玄関が完成したが
仕上がりは後のお楽しみ。

《MY-022》
そして台所の解体に取り掛かる
ここも古い梁や柱が全て隠され
てる。天井も壁も全て剥される。

《MY-023》
解体の大きな音にビックリされ
たのか?塾長が飛んで出て
来られた。
解体の音と解ると安心して
鼻なんか舐めたりして・・・。

《MY-024》 古い梁を隠すための低い天井
もう一度梁を出し高くする。
これを造った大工さんも思いも
しなかったことであろう?
大工さんが床を張り追われる様に
電気屋さんが配線をして行く。

《MY-025》 壁は珪藻土床は杉のフローリング
そして新しいキッチン据えられた。
今迄変化の無かった台所に曲がり
くねった梁と黒光する柱が現れ
台所が甦り!奥さんの料理も甦った!?
照明器具が取付られると完成だ。

《MY-026》
そしておばあちゃんの部屋へ・・・
珍しくこの家で昔の梁が
そのまま出ていたのはこの部屋
だけだった。
聞くところ冬には屋根の隙間から
雪が入って来たとか・・・?
いよいよ解体が始まる。

《MY-027》
誰かと思えば塾長が解体の手伝いに?
あまりのホコリに塾長もマスクをして
出てきました。

《MY-028》
6帖と3帖あったおばあちゃんの部屋
間仕切りの壁を抜いて9帖の一部屋に
大きな梁を見事に出して大工さんが
造作をする。

《MY-029》
柱や梁には着色をせず油だけで
昔の色とツヤを呼び戻しした。
そして左官さんが壁を塗る
柱梁一本一本に養生のテープを
貼り壁を塗っている
手間は掛かるがこれも左官さんの
心の隠った仕事と言って良いだろう。

《MY-030》
どうです?この黒光りする大きな梁!
油だけでこんな色とツヤが出ました。
壁も仕上がりましたコテムラ一つ無い
見事な仕上がりではありませんか?
おばあちゃんの部屋も照明が付くと
完成です。

《MY-031》
そして外部の再生が始まった。
足場を組み下地をキズ付けないように
ヘラで丁寧に古い漆喰を剥す。

《MY-032》
塾長の姿が見えないと思ったら
家の中に入ってしまいました・・・
どうやらホコリを吸い過ぎたのか?
ガラス越しに塾長を見る。

《MY-033》
古い漆喰が全て剥された。
これから中塗りをし漆喰を塗る。
今迄は、黒漆喰の壁であったが
今回の再生で白漆喰に仕上げる。

《MY-034》
軒裏は丸くアールになっていた
左官は息を殺しただひたすら鏝先を
見つめ鏝波一つ無く軒裏を丸く塗る。

《MY-035》
漆喰塗が終わるとなまこ壁を作る
軒裏の丸い壁以上に難しい作業だ
小さい鏝で少しずつ盛り上げて行き
丸いなまこ壁を作る
今ではこのなまこ壁を作る職人さんも
少なくなった。
ほとんどの職人さんが出来ないため
壊されてしまう。

《MY-036》
なまこ壁を仕上げるまでにかなりの日数が
掛かったが見事に古いなまこ壁が甦った。
そして樋も掛けられ外壁が完成した。

《MY-037》
そして中庭の整地をする。
古民家の中庭は意外と足元が
ベト付き水はけが悪いこれは自社
独自の中庭整地工法で水はけを
良くし足元もベト付かなくなり歩きやすい。

《MY-038》
再生工事は終わった。
それでは再生された民家吉岡塾の
全貌を見ることにしょう。
2階は2部屋・・・
頭を打つような天井を取ると曲がり
くねった大きな丸太の梁が姿を出す。
真っ白だった梁を着色もせず昔の
色を呼び戻す。
(MY−006〜MY−015参照)

《MY-039》
2階の部屋なのに吹き抜けを
感じさせる合掌組の高い天井。
吹き抜け風の部屋に珪藻土の壁
なぜか空気が美味しく感じたのは
私だけであろうか?
(MY−007参照)

《MY-040》
玄関に入る・・・。
古い梁と天井に新材の桧柱と杉の床
新材と建具には全て柿渋が塗られ
日に日に濃い古色を出している。
(MY−016〜MY−021参照)

《MY-041》
ホールから玄関を見る。
杉で出来た大きな下駄箱据わり
今迄狭くて窮屈だった玄関が居間と
兼ねた広いホールになっていた。
右端に昔の量り吊り下がる。

《MY-042》
台所は天井が剥がされ大きな梁が出た。
広さは変わらないが勝手口が付き
黒い丸太と珪藻土の壁でモダンな台所に
なった。(MY−022〜MY−025参照)

《MY-043》
隙間風と雪が入っていたおばあちゃんの
部屋も完成した。
東西南北に重なり合う大きな松の丸太を
見ながら寝るおばあちゃんの夢は何ですか?
(MY−026〜MY−030)

《MY-044》
・・・そして物語最初(MY−003)で
「最後に凄い再生となるのでこの写真
良く覚えていて欲しい!」と言いましたが
写真の右端を良く見てください。
なんと!ポストも蔵風に再生されています
吉岡塾のご主人が再生されたポストです
壁がなまこ壁になっています。

《MY-045》
・・・民家吉岡塾明るくスッキリ再生完了しました。
塾長も慌しく走り回り職人さんとお茶
してましたが、お落ち着いてお休みです
少し痩せたとか・・・?。
日本の民家は80年位ではビクともしない
建物です。この民家吉岡塾も100年
200年と生き続け行って欲しい。